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社会情報学会
デジタル社会とウェルビーイング研究部会
第5回勉強

2025年8月5日(火)19:00~21:00

人間の習性を踏まえた政策アーキテクチャによる

子どものデジタル環境整備のあり方

 

―啓発教育と行動インサイトとの相互補完性に着目して―

勉強会概要

 私たちが日々接するデジタル空間では、SNSに形成されたフィルターバブルが情報の偏りを助長し、偽誤情報が拡散され、さらには生成AIが無意識のうちに私たちの行動や判断に影響を与えています。こうした構造的リスクが存在する情報環境の中で、青少年は特に脆弱な存在であり、既存の啓発教育だけでは対処しきれない課題が顕在化しています。

 人間は必ずしも合理的に行動するわけではなく、直感や感情に流されやすい「習性」を持つ存在です。この認知的特質を考慮した上での対策が、青少年のデジタル環境政策に求められるのではないでしょうか。

 本講演では、齋藤長行氏(仙台大学)が提唱する「人間の習性を踏まえた政策アーキテクチャによる子どものデジタル環境整備」の政策概念を基に、こうした人間の行動特性=習性を踏まえた行動インサイトを活用した青少年保護政策の可能性を探ります。具体的には、スマートフォンの適切使用を促すナッジ、家庭のルール設定に対する受容感、インターネット依存度分析結果を基にした香川県ネット・ゲーム依存症対策条例の妥当性の検討等、複数の実証研究から導かれる知見を紹介しつつ、啓発教育との相互補完性を検討します。

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開催日時:20258月5日 19時~21時

勉強会形式:ウェビナー

講演者:齋藤 長行 氏(仙台大学)

司会・討議者:中俣 保志氏(香川短期大学 教授)

主催:社会情報学会デジタル社会とウェルビーイング研究部会

後援:仙台大学体育学部スポーツ情報マスメディア学科AI教育研究チーム

タイムテーブル:

19:00~19:05       開会挨拶・趣旨説明

19:05~20:05       講演「人間の習性を踏まえた政策アーキテクチャによる子どもの

         デジタル環境整備のあり方」(齋藤長行氏)

20:05~20:25       討議コメント・論点提示(中俣志保氏)

20:25~20:35       登壇者間ディスカッション

20:35~20:55       ご参加の方々との意見交換・質疑応答

20:55~21:00       閉会挨拶

【申込方法】

以下のフォームからお申し込みください。(締切:8月3日)

後日、Zoomのリンクを送らせて頂きます。

 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScvHdz6SGNbwhvxBrmijE04o5SiarP1dFE7uIHuIbyw3a5JSQ/viewform?usp=header

​デジタル社会とウェルビーイング研究部会事務局

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